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2011年6月22日 (水)

石灰工場見学 その2

引き続き、石灰工場の話。

石灰の山にはこんなに大きいがゴロゴロしています。

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石灰岩は山から階段状に切り出して採掘していきます。

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トラックも重機も非常に大型ですごい迫力でした。

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その後、石灰協会の建物・資料館を見学し、
現在製作中のフレスコ画と作品を拝見しました。

フレスコ画はスケールが大きく
完成するのにまだ1年以上かかるそうです。

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Dsc_3265

フレスコ画(ヴォン・フレスコ)は石灰の力で顔料を定着させるという技法で
石灰が乾かない生の状態で施工する技法です。
フレスコは英語で言うとフレッシュの意味だそうです。
発色が見事で、石灰の力により何百年も退色しないことは歴史が証明しています。

その後、ズグラフィートというフレスコ画の他の技法も見学しました。
これは石灰モルタルの下塗りをし、違う色の石灰を上塗りし、部分的に表面を
掻き落として絵を描く方法
です。

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非常に面白い方法で、今後、採用できる施工法だと感じました。

最後に、感想を。

釜は耐火煉瓦で出来ていて、熱が冷めると収縮のため釜が崩れてしまうので
常に火を入れて、生石灰を作っているそうです。
石灰の生産を止めないためにも、これからももっともっと漆喰を塗っていかなければと決意を新たにしました。

また、
消石灰のほとんどは土壌改良材など工業用の用途で、
左官用の上石灰は、悲しいことに消石灰の生産量の1-2%程度しかないそうです。
しかし、左官用の消石灰は純白で粒度も細かい非常に上質なものであり、
ウエイトは少ないですが、最高級のものしか左官の石灰に使用できないのです

昔は地元の産業を守るため、生産量を確保するため、石灰を売りに歩いたそうです。

我々も「左官」・「漆喰」を守るため、
塩焼き釜が存続できるように「体・室内環境に良い漆喰」を今以上に広めていかなければならないと強く感じました。

気持ちを新たに日々、頑張ります。

駒形石灰工業さま、ありがとうございました。。

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