篠山 土の小屋
久住さんを訪ねて、篠山に行ったところ、
篠山地域独特の灰屋(はんや)を見せていただきました。
これは化学肥料がなかった頃に、肥料に使う灰を作るため、焼き灰を作る小屋を土壁で作ったものです。
篠山の地域独特なもので、焼き灰、灰屋がないと丹波篠山の黒豆は栽培できないとのことでした。
久住さんはいろいろな作り方の灰屋を案内していただきました。
大体が版築工法ではなく、土ブロックを作って積み上げる、
もっと原始的に土を盛り上げて壁を形成するなど
本当に丁寧に教えていただきました。
当社の大橋君も感心して見入っています。
建物は小ぶりですが、存在感があるというか、味があります。
「原田君のところなんか店舗のデザインで使えるんちゃう?」
そういっていただけました。
常に相手のことを考えている、そういう部分が久住さんの凄さなのだと思います。
版築とは違う、存在感のある土の塊。
店舗のデザインにいかがでしょうか?
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