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2013年5月 8日 (水)

左官業界 育成の進化

今回はモデリングのお話。
当社は昨年より、うまい人の塗り方を真似て技術を覚えるという

 

モデリングの教育方法を採用しています。

 

今回はその振り返りとして
左官版モデリングを考え出した札幌の中屋敷左官工業さんへ伺って、
モデリングの教育方法が今、どのように進化しているかを見学しました。
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左官版モデリング訓練用に新しく開設された中屋敷左官道場に
入社1年生が6名トレーニングしていました。
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繰り返し訓練するという基本はかわっていませんでしたが、
驚いたのはココ!
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塗り方をビデオに撮り、すぐにPCで確認。

 

それをモデルのビデオと比べて

 

どこに無駄があるか、どこが違うかをその場で確認していました。

 

すぐにフィードバックできる環境作りと

 

悪いところをすぐに直せる1年生の素直さに

 

正直驚きました。
Dscn1319

中屋敷左官さんでは今回の1年生を対象に
1ヶ月間、教育訓練プログラムを作成し、実行中だそうです。
塗り訓練だけでなく、
安全のこと

 

定木の使い方

 

レーザーレベルの使い方

 

材料のこと
など基本的なことをしっかり教え
それから現場に出すそうです。
そのほうが基礎知識があり、
現場の職長さんにはとても好評だとのこと。
今までの建築業界の育て方だと

 

「見て覚えろ」
だけでしたが、
これからは
「教える、真似る、それから 見て考えて覚える」
ことが重要だと思いました。
中屋敷左官道場の教育システムは
なんと新聞にも掲載されました。
Dscn1300

今回の見学会も当社だけでなく、
宇都宮や広島、千葉の左官屋と全国から見学に来ていました。
この育成方法が広まれば、必ずしっかりした左官職人が増えていくと思います。

 

建築業界はどこも職人不足で困っていますが、

 

職人の育成は左官業界から変わりますよ。

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