カラーモルタルの造形
カラーモルタルの造形の見本を作っています。
左官の掻き落としという技法を応用して
掻き落とし材料の硬化スピードをコントロールすれば、
立体的な複雑な模様を削りだして作ることができます。
今回のご依頼は花壇の外周を石材を積んだ風合いで
左官で仕上げたいというものです。
このように、特殊モルタルを硬化の具合を見計らって削り、
造形をしていきます。
形を作っているときは熱中してしまい、時間を忘れます。
見本の完成です。
もっと複雑な模様や多色使いのものも作ることができます。
お客様にこれを見ていただいてから、イメージを膨らましていただき、
更にアイデアを出していただいて施工に望む予定です。
これからどんな風に膨らんでいくか、かなり楽しみです。
ちなみに、今回の技法は私が執筆した
「世界で一番やさしい左官」の
P86-87に掲載されていますので、
そちらもよろしければご参考にして下さい。