デザイン塗り壁・床

2015年12月 3日 (木)

杉板うづくり目モルタル

杉板うづくり目のモルタル仕上げが好評です。

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杉板の型枠を作成し、コンクリートを流し込んで作成する方法もありますが、

当社の工法は石膏ボードの上に施工できます。

(当社の場合、商業空間の左官が多いため、石膏ボードの上で仕上がる方法を考え、施工しています。)

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薄塗り施工で出来るため、こんな風にテーブルに仕上げることも出来ます。

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縦張り・横張り どちらでも対応可能。

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調色をして少しグレーのモルタルにしてもカッコイイです。

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デザインの一つに取り入れてみてはいかがですか?

2015年8月20日 (木)

ロゴマークに込めた思い

原田左官のショールーム 名前は「サカンライブラリー」。

その名の通りコンセプトは「左官の図書館」です。

今回、サカンライブラリーという名前を付けるにあたってロゴマークを作りました。

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このロゴマークには熱い思いが込められています。

上部の鏝のマークには「職人が培ってきた技術」

下部の本のマークには「左官への多様な知識」

を表しています。

お客様のご要望にあわせたご提案をするためには

「左官技術(鏝)」と「左官への知識(本)」が必要不可欠です。

原田左官は従来の左官技術に、

積み重ねられた知識と、そこから生まれる自由な発想力を加えて、

施主様・設計施工に関わるお客様とともに、左官の可能性を広げていきたいと考えています。

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この「サカンライブラリー」を左官の可能性を感じられる場所として

皆様に使っていただければと思っています。

2015年6月 2日 (火)

浮造りモルタルとポリーブル仕上げ

工事管理の奥村です。

ある住宅展示場の壁に浮造りモルタル仕上げの壁を施工しました。

通常ですと型枠を組みコンクリートを流し込むことによって造っていた浮造り壁ですが
弊社では特殊板を利用することにより下地を選ばず、そして短期間に施工することが
可能になりました。

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モルタルの質感にしっかりと木目が出るように色々な加工をしています。
また、材料も単なるモルタル材料ではなく耐クラック性、板との親和性を上げる為に
独自の材料の配合にしています。

仕上がりがこちら。

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なかなか味わい深い仕上がりになっています。

これはスタンダードな仕上がりですが、木目を縦にしたり、色を付けるなど
カスタマイズ性にも優れています。また下地は石膏ボードにも施工可能です。

そしてこのショールームではキッチンカウンターも施工しています。

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この仕上げは弊社オリジナル仕上げである「ポリーブル」と言う仕上げです。
セメントを塗りつけた後に表面を研磨し個性的な表情を出しています。

個性的な模様も再現できる素材ですので、是非ご検討ください。

ポリーブル詳細ページ
http://www.haradasakan.co.jp/webcatalog/webcatapolible.html

2015年3月23日 (月)

モールテックス( Mortex) が仕上がりました

工事管理の奥村です。

先日、Facebookで施工中の状況をお伝えしましたが、遂に仕上がり
ましたので、紹介させていただきます。

飲食店にあるカウンターの天端をモールテックス( Mortex)でコの字型に施工しました。

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通常のモールテックスに色とパターンを付けてラフな仕上がりにしています。

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照明が反射することによりパターンが際立ちとても素晴らしいです。

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同一なパターンが無いので見ていて飽きないです。深みの有るツヤが特徴です。

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コの字型のカウンターの目の前でシェフが調理し、そこから提供されるようです。

斬新なスタイルにはこの仕上げが欠かせなかったようで、オーナーの方に気に
いって頂けて本当に嬉しいです。機会があったらぜひお立ち寄りください。

店舗情報
Florilege
東京都渋谷区神宮前2-5-4 SEIZAN外苑B1

2015年3月12日 (木)

アイカ工業 東京ショールーム

先日アイカ工業の東京ショールームに伺いました。

2014年6月に改装される際に、当社でジョリパットをお手伝いさせていただきました。

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やはり目に付くのは今流行のジョリパット版築仕上げ。

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版築の模様をジョリパットを使って表現することに抵抗がある人も多いかもしれませんが、

色の安定度や施工後の強度があり、

施工する側としては安心感のある材料だと思います。

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その他にも

ファンタジーブリックエイジングアートや

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イタリアート モノトーンパール仕上げ

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縄文仕上げエイジングアート

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などいろんな仕上げが残っていました。

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現在はホームページでもショールームをウォークスルーで見られるようになっています。

詳しくはアイカショールームHPをご覧下さい。

アイカショールームHPへ

2014年12月 1日 (月)

花びらとキラキラ光る壁

先日、壁にキラキラした壁の中に花びらと枝を模したものを表現したいという

ご依頼があり、当社でトライしました。

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サンプルは白セメント系と樹脂系の2種類で作成し、比較。

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白セメント系にはラメをプラスし、キラキラ感をUPしました。

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樹脂系はクリア樹脂の持つキラキラ感を活かしたもの。

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今回は樹脂系が採用になりました。

現場施工の写真です。

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花びらをピンクに色を塗って完成です。

2014年11月 6日 (木)

ドライウォッシュ講習会

10月26日に新しい左官の工法「ドライウォッシュ」の講習会が開催されました。

左官組合の平成会が企画し、ドライウォッシュ工法を考案した品川博さんを

講師に向かえて、中野の富沢建材さんで行われました。

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このドライウォッシュ工法は簡単に言うと左官の技法である洗い出しと掻き落としの中間のような技法です。

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在来工法の洗い出しのように水を使って石を洗い出すのではなく、

ワイヤーブラシなどで表面だけ掻くことによって石を出していきます。

そのため、

・汚れ水も出ない

・洗い出しでは施工できない細かい石まで表面に表わすことが出来る

という利点があります。

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こんなにきれいな仕上げを作ることが出来ます。

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現場施工だけでなく、

この技法を用いて時計やコンセントプレートを作成しているものもあります。

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洗い出さない洗い出し「ドライウォッシュ」仕上げ。

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新しいデザインの一つにいかがでしょう?

2014年9月 4日 (木)

月島のお蕎麦屋さん

工事管理の奥村です。

先月から月島の現場が始まっています。

月島と言えばもんじゃ焼きですよね。実際、この店舗の周りにはもんじゃ屋さんが
所狭しと店を構えています。

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こんな雰囲気が大好きです。写真好きな私としてはウキウキしちゃいます。

こんな道を入っていくと、今回施工させてもらっている現場が登場します。

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見えてきました。見えてきました。

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近所の方も気になるようです。

今回、この現場ではフッコーのマジックコートと呼ばれる材料を使用して
います。いわゆる天然素材の材料ではありませんが、豊富な色と特徴ある
パターンが魅力で、この現場でも綺麗なパターンが仕上げられていました。

まずは階段部分。

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櫛引き仕上げです。定木をあててまっすぐに仕上げています。

階段部分は一面としての広さが大きく、また狭いのでかなりの技術が
必要とされます。本当に綺麗でした。

そして、その他の部分。

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HM仕上げと呼ばれ、仕上げる際に鏝をグリグリと転がした仕上げです。

私が現場に着いた際には櫛引きの作業がほぼ作業が終わっていて
職人が最終チェックをしていました。

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仕上げは経験年数40年のベテラン職人。厳しくもあり、暖かみのある
人間的にも本当に尊敬できる職人です。

仕事に感動しつつ、隣のもんじゃ屋さんから漂う美味しそうな香りが
とても印象的でした。蕎麦屋さんなんですけどね(笑)

壁のあとは床の洗い出し仕上げも控えています。仕上がりが楽しみです。

2014年6月 9日 (月)

洗い出し仕上げ

今日は住宅の洗い出し仕上げを施工しました。

洗い出し仕上げとは昔からある左官の技法で、文字通り洗うことにより
仕上がりが完成すると言うとても綺麗な仕上がりです。

今回の施工はとある住宅の施工で、種石はこれが使いたい!という設計の
方の希望により、本来ならセットで販売されている種石を特注で石だけの手配
にして施工しました。

まずは石の大きさによって下地の厚さを決めます。今回は15mm程度の
施工になるので、その分凹ませて下地を作ります。

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下地が決まり次第、セメントと種石を混ぜたものを塗りつけます。
定木(右上に有る平らな棒)を使い、平らに塗りつけます。

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塗り付けが終わりました。洗う前なので種石の表情がまったく
わかりません。

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材料が隅々まで行き届いているか、また、はみ出ていないかを確認
しながら施工します。際の綺麗さが重要です。

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次は一番重要なポイントである乾燥・硬化です。ある程度乾燥・硬化
させないと、セメントが全部流れてしまいます。気温や湿度、材料など
さまざまな要素を見極めます。職人の経験値の見せ所です。

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その後、水で表面を洗い流します。表面を少しだけ洗い流すといった
ほうが伝わりやすいでしょうか?綺麗な種石が現れました。

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表面を見てみましょう。

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さまざまな種類の種石により表情がとても豊かですね。もちろん、白
一色や、真っ黒な石を選ぶことも出来ます。また、今回の施工は
純粋なセメント色で施工しましたが、これに墨を入れて黒くしたり、
逆に白セメントを入れて白くしたり、さらに白セメントに顔料を入れる
事によりさまざまな表情にすることが出来ます。

色の組み合わせは無限です。近年はその表情の豊かさからか
施工依頼が増えています。オンリーワンの床の仕上げとしてご検討
いただければと思います。

2013年11月 7日 (木)

下塗り材を仕上げに使っています

施工管理をしている奥村です。

今日は面白い現場を紹介しようと思います。

東京某所で施工中の物件で室内外左官ばかりの現場です。

この現場は設計段階から携わっていますが、面白い発想により仕上げ材が
決まりました。設計士さんから下塗り材を使用して欲しいとの依頼がありました。

ただ、そのまま使うと希望のパターンが難しい為に、私から配合をちょっと変えて
提案することにより採用が正式が決まり、施工に至りました。

こんなテクスチャー(質感)です。

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セメントの無機質感と、左官材としての力強さを両立したいいパターンです。

この施工物件の一番の目玉は筒状の階段室です。その中ももちろんこの
材料を内外装で使用しています。

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設計の方から「ムラが出るように」と言う簡単なようで難しい要望がありま
したが現場でのチームワークで思った以上の(失礼・笑)仕上がりになりました。

他にもこの現場では左官ならではの魅力にあふれた施工をしています。

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室内の土間に曲線の階段を作っています。

階段室も土間も曲線の施工は左官ならではと言うわけではありませんが
左官の得意分野です。なにせ手で曲線を作るのでコンピュータによる曲線より
なんとなくですが「優しい」曲線が出来るような気がします。

そしてこんな施工も。

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曲線で作った階段のノンスリップ部分にばらしたにモザイクタイルを埋め
込んでいます。ひとつひとつ土間に埋め込んでいくので相当大変ですが
仕上がりは本当に個性的で温かみのがあります。

設計段階からいよいよ完成という段階まで何回も足を運んでいますが
毎回「左官って自由だし何でも出来るんだなぁ」と驚きます。

設計士さんの「こうしたい」を職人の技で応えるコラボレーションが印象に
残るとても素晴らしい現場です。

もし、設計段階で「こうしたい」、「こうできるのか?」、「これって左官?」と言う
疑問がありましたら、是非弊社にお問い合わせいただければと思います。

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