見習い工育成・講習会

2015年11月 5日 (木)

四国化成 研修会

先日、四国化成さんの研修会に参加をしました。

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今回は珪藻土の研修で、新しい模様作りについての研修でした。


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骨材を引き摺った模様や

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回した模様など

今までの珪藻土では無かった新しい模様が再現できます。

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今回の目玉はこのクシで作るパターン。

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くし目の扇や渦巻きをきれいに作ることができます。

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非常に手の込んだ仕上げですが、左官だからこそ出来る仕上げです。

2015年6月 8日 (月)

暗闇の中での研修

原田左官では現在、様々な研修に参加・実施しています。

今回はちょっと変わった研修をご紹介します。
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ダイヤログインザダークというもので
暗闇の中でいろいろな体験をするという研修です。
本来は一般の方が暗闇を体験する施設なのですが、
今回は企業研修用にプログラムをアレンジしていただき、
参加をしました。
参加者は私を含めて8名。
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職人さん、工事管理スタッフ、事務所スタッフ、工事部長、そして私と
立場もバラバラなメンバーが集まりました。
そのメンバーで暗闇の中で様々なワークを共同で行って、
コミュニケーション向上を目指します。
初めは真っ暗闇と言っても、少しは見えるだろうと思っていましたが、
中は本当に真っ暗闇です。(暗闇純度100%)
研修内容はネタバレになるため、お伝えできませんが、
目が見えない分、聴覚や嗅覚、触覚など他の感覚が研ぎ澄まされます。
自分でも驚きの感覚です。
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(研修終了後の振り返りディスカッションの模様)
また、暗闇のエキスパートのアテンドさんの心強さを身に染みて感じます。
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(アテンドさんと一緒に記念写真を取りました。)
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ダイヤログインザダークはNHKや様々なメディアで紹介されています。
企業研修に限らず、是非、真っ暗闇を体験することをお勧めします。
世界観が変わりますよ。

2015年1月26日 (月)

自由研削砥石特別教育

管理の堀越です。

先日、見習い工向けに自由研削砥石特別教育を実施いたしました。

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建設現場においてグラインダは比較的安易に使用出来るため、正しい知識と日常的な訓練が必要になります。

私が現場作業員だった頃も今も、基本的な使用方法は先輩が教えてくれますが、安全上の注意点や構成までは教えてあげられていないのが現状です。

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取り扱い方法、点検方法、砥石の種類、関係法令、保護具の使用方法を指導して、最後に実習と理解度テストを行いました。

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当社では自由研削砥石特別教育の他に職長安全衛生教育の講師も在籍しており、様々な教育制度を採用しています。

2011年3月 6日 (日)

沖縄紀行2

沖縄の話の続きです。

ブロック工場を見学した後は

ちゅら海水族館、万座毛、首里城など有名どころを見学しました。

首里城は修復中でしたが、赤瓦とムーチー(沖縄漆喰)の

赤と白のコントラストが、すばらしくきれいでした。

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これは私が思う沖縄らしい風景。

これを真っ直ぐ行くと海です。

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沖縄はやはり海がきれいでした。

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沖縄の海砂は珊瑚が多いためか鮮やかなベージュ色で

塩分を取れば左官壁に使用できるのではないでしょうか?

あと、沖縄でよく見かけたものは「石敢当」(せきがんとう)

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車で走っているとT字路や交差点などの家の塀によくくっ付いています。

これは何かというと、ガイドさんの話では

「中国の強い武将の名前で、この名前を聞いただけで魔物が恐れて近づかない。

交通事故も無くなる。そのため、魔よけや事故が多いところに張っている。」

ということでした。

「いしがんとう」「いしがんどう」とも読むみたいです。

沖縄のホームセンターには、よく売っているそうです。

まだまだその土地独自のものってあるんですね。

おまけ。

沖縄ではシーサーをよく見ましたが、

こんなシーサーもいました。

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洗面所の手洗いで、自動で水も出ます。

2011年2月27日 (日)

沖縄紀行1

沖縄に行ってきました。

観光と
山内コンクリートブロックという
花形ブロックを作っている会社を見学しに行きました。

花形ブロックというのは
沖縄の風土に合わせた四角や丸に開口されたブロックです。

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なぜ、開口されているかというと

ずばり、風を通し、日差しは遮るためです。

本土にはほとんどこういう形状のブロックはありません。

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このブロックは表裏で開口の大きさが違い、
昼間と夜の光の入り方が違います。

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これはミニチュアのブロック

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開口の形状もいろいろあり、カラフルなものもあります。

なかなか見ることの出来ないコンクリートブロックを作成しているところを

真近に見ることが出来、感動でした。

花形ブロックは基本形状が何種類かありますが、

有料ですが、型からオリジナル形状で作成することも出来ます。

当社でも取り扱っていますので、

ご検討下さい。

また、この花形ブロックを使った名建築
名護市役所も見学しました。

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花形ブロックをふんだんに使い、
シーサーを配した沖縄らしい建物で、
風を通す、パッシブソーラーのさきがけの建物です。

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これは樹がはしごを占領している写真です。
自然の強さを感じさせます。

沖縄の話、次回も続きます。

2010年10月15日 (金)

淡路の植田さんとのコラボレーション(おまけ)

淡路 植田さんとのコラボレーション おまけ編です。

今回の現場は、ハラダの女子2名が参加させていただきました。
現場はもちろん一生懸命やったのですが、
モロッコの漆喰「タデラクト」も植田さんに教えていただきました。

「タデラクト」は水硬性石灰(水の中でも固まる)で独特の磨き模様になります。
防水性、撥水性があり、モロッコでは外壁、洗面台、浴槽にも使われているそうです。

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まず、タデラクトの主材に顔料を入れて色をつけます。

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事前に作っておいた下地に塗り広げます。

タデラクトが独特なのは磨き方で、鏝ではなく、セラミック(硬い石)を当てて磨いていきます。
石では壁に当たる面が少ないのでグルグル回しながら当てていきます。

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2人ともすごい集中力で磨いています。

タデラクトはモロッコの言葉でタ=仕事、デラクト=磨くという意味で

磨く仕事という意味だそうです。

どちらかというと集中力のある女性のほうが向いているのかもしれません。

2人はやめろというまで磨き続けていました。(o^-^o)

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これは植田さんの秘密兵器、タデラクト用の鏝です。
柄の先に石が付いています。
長時間磨いていても手が疲れないそうです。

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今回は2色マーブルで仕上げてみようということになり、

白を重ねてみました。

この後、オリーブオイルをかけてひたすら石を当てて磨きます。

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これが完成品です。

独特の発色の磨き仕上げになっています。

モロッコの漆喰タデラクト

是非、ワンポイントでも使ってみてください。

2010年10月 8日 (金)

淡路の植田さんとのコラボレーション(続き)

引き続き、淡路の植田さんとのコラボレーションの話です。

現場は順調に進み、無事終了しました。

施主さんも毎日進行具合を見に来られて、喜んでいただけたようです。

植田さん独特の模様の付け方で、おとなし過ぎず、飽きのこない
住まいにはぴったりの模様になりました。

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施工写真のアップです。

照明や日差しの加減で表情が変わります。

入り口の棚は違う模様で仕上げました。

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現場が無事終了して、記念撮影。

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本当に今回は勉強になりました。
植田さん、
当社の女子2名の面倒も見ていただきありがとうございました。
また、よろしくお願いします。

2010年10月 3日 (日)

淡路 植田さんとのコラボレーション

先日の現場で淡路の左官のスーパースター植田さんと現場を一緒に施工しました。

植田さんは久住章さんの一番弟子で、現在は左官の仕事と工務店、両方をやられています。

「左官を考える会」を立ち上げられ全国で左官職人のネットワークを広げている凄い方です。

今回、東京の工務店さんの仕事で施主さんが植田さんの大ファンでした。

「植田さんにどうしても漆喰をやってもらいたい」というお話を聞き、お声掛けをして、

原田左官とジョイントしてやっていただくことになりました。

まずはツノマタを煮て漆喰を練る準備をします。

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これが漆喰に入れるツノマタ(海草)です。

この煮汁を漆喰の糊として使います。

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その間に、下地処理、下塗りを進めていきます。

施主さんがいらっしゃったら、植田さんの講義の始まり。

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事前にワラをふるって、長さの違うものをそろえます。

入れるワラの長さ、骨材の大きさで漆喰の表情が大きく変化します。

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その場でどんどん見本を作っていき、施主さんの好みを探っていきます。

仕上げの模様はすぐ決まったのですが、話が弾んで、

漆喰の話、家の話など、どんどん講義は膨らんでいき、私も勉強になりました。

家つくりもやっている植田さんだからできるアドバイスもあって、施主さんも大変満足されていたようでした。

次回は実際の施工現場、ハラダの女子2人が大活躍の巻です。

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