版築仕上げ

2016年3月21日 (月)

そこで採れた土を使ったこの場所唯一の塗り版築仕上げ

先日、フェイスブックページでもお伝えした内容ですが、

好評だったのでブログでも再度、お知らせします。

あるマンションのエントランスを原田左官オリジナル仕上げの「塗り版築」で仕上げました。。

このマンションを建てる時、ボーリング調査をした際に採掘された土や砂利を利用して

版築仕上げが出来ないかというお客様からのリクエストでした。

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何十メートルも深い地層で、土や砂利だけでなく、貝殻も出てきました。

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当初、貝を入れる予定は無かったのですが、その方がこの建物がこの場所に建っている

ストーリーを住む方がずっと感じていただけるのではと思い、

くどくならない様に少しだけ貝を入れました。

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左官の最大の魅力である「ここで生まれた唯一の壁」。

それを表現できたのではないかと思っています。

2016年3月17日 (木)

まるごとにっぽん 塗り版築仕上げ

次回に続き、浅草のまるごとにっぽんの仕上げについて。

3FのEV前の壁は塗り版築仕上げで施工しました。

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こちらも重い印象にならないように設計さんが色をこだわり、

見本つくりを重ねた上で施工にいたりました。

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伝統的なものを新しい魅力をプラスして伝えるこの「まるごとにっぽん」という施設。

ここの自然派で明るい雰囲気に合う壁に仕上げることが出来たなと感じています。

2016年3月14日 (月)

浅草 まるごとにっぽん

今回は浅草に出来た新しい商業施設「まるごとにっぽん」での左官仕上げをご紹介します。

「まるごとにっぽん」とは

47都道府県の手間ひまかけた本物の逸品を紹介する新しいタイプの商業施設です。

食べ物、工芸品、などなど 日本のいろんな逸品が一度に見られる場所です。

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原田左官はここで、市松の櫛引仕上げ、土壁風仕上げをしました。

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市松の櫛引は横に引くだけのものに比べ納まりが大変になるため、

何倍も手間が掛かりますが、

それだけ職人の腕の見せ所でもあります。

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そして、土壁風の仕上げ

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ひび割れした肌・朽ちていく土壁を店舗内で表現するため

何度も打ち合わせをさせていただき、仕上げることが出来ました。

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その他、塗り版築仕上げを施工しています。

塗り版築仕上げについては次回のブログでお伝えします。

2014年7月14日 (月)

地層風仕上げ

今回は地層風仕上げのお話。

あるお客様でエントランスの壁を地層風に仕上げたいというお話を頂きました。

サンプル作成をし、見本を見ていただいて、イメージを固めていき、

今回、施工に至りました。

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ご要望としては山などを重機で切り取った時に見える地層を表現してもらいたい

とのことでした。

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インパクトのある壁になったかと思います。

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オリジナル壁をご検討の方は是非、お問い合わせ下さい。

サンプル見本から作ります。

お問い合わせ

2013年10月29日 (火)

塗り版築仕上げ

今回は版築風仕上げのお話。

10月のブログにも書きましたが、

原田左官オリジナルの塗り版築仕上げが好評です。

マンションのエントランスや店舗のレジバックの壁など

印象的に見せたい壁に対して施工されることが多いようです。

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先日もお店の壁面に施工をしました。

当社の塗り版築仕上げは

版築の重厚感をそのままに、

内装石膏ボード下地でも施工が可能な手軽さが魅力です。

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左官施工で厚みをつけて仕上げているので、

版築の自然な風合いが再現できます。

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版築は表情、色合いが自由に選べるのが魅力の一つ。

是非、迫力のある版築壁をご検討下さい。

2013年10月14日 (月)

塗り版築仕上げ

当社の塗り版築仕上げが好評を頂いております。

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この左官仕上げはJCDプロダクトオブザイヤーにも入賞した仕上げで、

重厚感のある版築仕上げを鏝塗りで再現したものです。

JCDプロダクトオブザイヤーのページへ

版築は本来、土、礫、石灰などを板枠を用いて突き固めたものを言います。

原始的な工法ゆえの素朴感、重厚感が魅力です。

しかし、重さや下地、工期の制限により、版築が不可能な現場も多かったです。

当社の版築仕上げは、鏝塗りで版築を表現するため、

 

石膏ボード下地にも仕上げることが可能です。

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版築の風合いをお求めの方、是非、ご検討下さい。

原田左官オリジナル 塗り版築仕上げのページへ

2012年9月10日 (月)

塗り版築仕上げ

某住宅展示場において版築仕上げを施工しました。

これは設計士さんと半年以上をかけて試作を重ね、完成された物件です。

最終的には同じ土を使いながらも、大小さまざまな骨材を使うことで

版築の層を作り出しました。

当社の職人さんも営業担当も一丸となって進めた結果、

非常にすばらしい施工が出来ました。

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職人さんの技術とアイデア。

営業さんのPRと対応力。

この2つが実を結んで良いものが出来たと思っています。

左官はカタログの無い商売。

技術だけでは知っている人しか使ってもらえないし、

営業だけでは作ることができない。

この両輪が組み合わさって初めてすばらしいものが出来上がります。

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2012年1月 5日 (木)

塗り版築仕上げ

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

去年の現場ですが、
当社の近く千駄木の個人邸で塗り版築仕上げを施工しました。
白土と琉球朱華をブレンドした配合で、上に行くほど
色を薄く仕上げています。

今年の日左連のカレンダー5月号に掲載されています。

よろしければご覧になってください。

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版築風仕上げ

今、非常に流行っている左官の仕上げです

過去の物件もご覧下さい。

武蔵小金井 版築仕上げ

こちらへ

2011年6月13日 (月)

版築仕上げ その2

引き続き武蔵小金井の版築のお話です。

今回の現場は下がり壁と什器に対して版築壁を作るものです。

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什器においてはこのように逆台形になっており、非常に苦労しました。

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今回は一層の幅が細い版築となりました。

細い分工程が多くなり、また、色の数もそれだけあるため
材料作り、塗りの工程ともに非常に時間がかかるものでした。

仕上がりはいつも寡黙な当社の中島が
声を上げて喜ぶほど素晴らしい出来栄えになりました。

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天井から吊られている3段の壁も見事に仕上がりました。

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今もこちらの「メガネの竹松」さまに
メガネの脇役として佇んでいます。

デザインをしていただいたのは元請㈱C-skyさまです。

自信を持ってお勧めできる「塗り版築仕上げ」でした。

2011年6月 9日 (木)

版築仕上げ その1

東京 武蔵小金井の眼鏡店で版築の壁を施工しました。

版築の壁、またはその風合いが欲しい場合、内装の現場では

下地や施工日数など様々な制約が多いため、
10mm程度の塗り厚で納める「塗り版築」という工法のほうが
向いている場合が多いと思います。

今回も塗って版築の風合いを出す塗り版築による仕上げに決定しました。

まず、見本を作り、見ていただきます。

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見本 その1↑

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見本 その2↑

層の継ぎ目が目立たないつるっとした「見本その1」が採用されました。

その後も、細かい色の指定がされ、1枚の壁に12段程度の色を使う
1層が細い版築壁になりました。

現場では色指定番号を元に色粉を調合し、
生ネタを作っていきます。

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左官の色は乾燥してみないと本当の色が出ないので
微妙に色粉を足して、ぴったりの配合を探っていきます。

一つ一つ調合し、乾燥させて色の上がり方を確認し、

OKであればその配合で現場で使用する量の材料を作っていきます。

非常に繊細で根気のいる作業です。

今回は当社の仕上げ部長 中島が腕を振るっています。

次回、施工~仕上がりをお伝えします。

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