リフォーム

2013年5月23日 (木)

塗り壁を塗るためには

引き続き、リフォームの現場です。

クロスを剥がして左官の壁を施工する場合、
クロスの裏紙をすべて剥がしてから施工します。
(場合により、クロスの上に直に下塗りする方法もあります。)
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クロスは水性系のノリで貼っていることがおおいため、
裏紙を剥がさないで塗り壁を施工すると
乾燥前の塗り壁の水分がクロスのノリをもどし、
薄紙が膨れてきてしまい、きれいに塗り壁が仕上がりません。
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そのため、大変でも裏紙を剥がす必要があります。
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裏紙を剥がすには霧吹きを使い、水を壁にしみこませ、
浮かせることが効果的です。
その後、スクレイパーで剥がします。
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写真のように先端がカッターのような刃になっているタイプのほうが使いやすいですね。
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塗り壁を施工するには下地が重要。
しっかり剥がしてきっちりした下地を作ります。

2011年6月 5日 (日)

外壁のリフォーム

先日、外壁の塗り替えリフォームをしました。

ガーデンリフォームを専門にされている元請さまからのご依頼で
施主様は「バカンスのムードが好み。そんな風に変えたい」というご希望でした。

元請さまが最初に現場を拝見して、「この壁が変わらない限り、きちんと素敵にするのは難しい」
と判断され、お客様も同感されて塗り壁リフォームをすることになりました。

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この万年塀はお隣の壁でしたが、かなり古いこともあり、
お隣の方からも塗り替えのご了解をいただきました。

万年塀のため、板のジョイントからクラックが入りやすいことなど
デメリットをご説明した上で、施工することになりました。

まずは万年塀の上に、接着増強・吸水調整のためにシーラーを塗ります。

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モルタルで下塗りをした上に、黒のジョリパットでクシ引仕上げをしました。

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このクシ引仕上げですが、

当社の場合こだわりがあり、

できるだけ真っ直ぐ引くクシ引をお勧めしています。

クシ目が真っ直ぐ通っているほうがやはり見栄えがして美しい仕上がりになります。

もちろん、ラフなクシ引きも趣きがありますが、

せっかく左官で仕上げるのですから、ピシッと通っているクシ引きを推奨しています。

タイルのワンポイントも映えています。
南国風の植栽も雰囲気を醸し出しています

Before Afterの写真です。

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施工前

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施工後

今回お世話になった元請様はこちらです。

㈱オザキフラワーパーク グリーンブリーズ

いままで見慣れた古い壁も一工夫でイメージを一新できます。
お庭の模様替えの際には外壁デザインリフォームも是非
いっしょにお考えください。

2011年5月31日 (火)

タイル→左官へリフォーム

タイルから左官へ簡単にリフォーム出来ることをご存知ですか?

壁や床が現在、タイルが貼られていて、その面をリフォームしたい場合、

今貼ってあるタイルを剥がさずにその上に左官仕上げをすることが出来ます。

タイルを他の仕上げに変更するとなると

タイルを剥がして、

またモルタルの下塗りを行い、

仕上げ材を施工する。

となんとなく大変だと思われている方も多いかもしれませんが、

まったくそんなことはありません。

もちろん、今のタイルが浮いていないことが条件ですが、

タイルの面にもよく付着するカチオンSBR系モルタルを下塗りとして使用すれば、

その上に左官仕上げを施工しても剥がれてくる事はありません。

この工法は

タイルを剥がさないため、

廃材も出さず、

騒音も出さず

工期を短縮できる工法です。

before afterの写真です。

施工前

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これは施工前の状態。

このようにレンガタイルが

貼ってある壁でした。

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カチオンモルタル下塗り

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タイルの面にカチオンモルタルを

下塗りします。

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下塗り面のアップです。

うっすらタイルの面が見えますが、

厚み3mm以上の左官仕上げを

行う場合はこの状態で大丈夫です。

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仕上がり後

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今回は外壁なので汚れに強い

ジョリパットを選びました。

剣先鏝で縦に模様を付けています。

なかなか味のある仕上げになりました。

このようにタイルの面から

簡単に左官にリフォームすることが出来ます。

住まいのリフォーム、お店の模様替えなど

左官リフォームをご検討ください。

2011年5月11日 (水)

玄関アプローチの模様替え

先日、住宅の玄関アプローチの模様替えをしました。

既存の床が磁器タイルで、点検口も古いので

明るい感じの左官材に塗り替えたいというご要望でした。

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タイルを剥がして施工すると廃材も出てしまい、大掛かりになるため

タイルの上に接着力の良いモルタル系材料を塗り、

その上に明るい色のエポキシ樹脂舗装材を塗りことになりました。

今回の施工のポイントは

点検口、入り口の高さでした。

点検口やメーターボックスは既存のタイルの高さで取り付いているため

高さを上げないと段差が付いてしまいます。

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また、出入り口も今の状態がアスファルトとちょうど良い段差になっているため

モルタル下塗りをして舗装材を施工するとかなり段差が気になります。

そこで、相談させていただいた結果、

点検口・メーターボックスは周りをハツリ、新しい高さに設置し、

入り口はタイルをハツリ、深くしてなだらかにスロープにすることに

決定しました。

まずはホコリが飛ばないよう養生をします。

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すこしの気遣いと手間をかけることが丁寧な施工の近道だと思っています。

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そしてハツリます。

ボックスを壊さないように丁寧に行います。

その後、ボックス、点検口をレベルで設置し、モルタルを塗り、

乾燥後、樹脂舗装材をかけます。

ビフォー アフターの写真がコレです。

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出入り口も段差なくきれいに仕上がりました。

今回使用した材料は四国化成工業㈱のリンクストーンです。

鮮やかの色を選ばれたので、明るい玄関アプローチになりました。

原田左官では、インテリア工事だけでなく

エクステリア工事も請け負っております。

塗り床・舗装材・種石洗い出し・テラゾー・タイル張り・レンガ工事など

幅広く施工しております。

また、デザインを提案することも出来ますので

是非、ご相談下さい。

 

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