講演・セミナー

2015年4月16日 (木)

エコハウス研究会 職人を護る

代表の原田です。

引き続きエコハウス研究会のお話です。

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現在、東京では本格的な土壁の仕事はかなり少ないのが現状です。

仕事を増やすことも重要ですが、土壁を塗れる職人を育てることも重要になっています。

私たちのような現場の仕事で技術を伝えていくにはどうすればよいか?

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それは繰り返しやるしかありません。

試行錯誤して繰り返し伝えていくしかありません。

基本の塗り方という点はモデリングという育成方法で技能を伝えています。

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その場でも土壁を使い、見習い工が土に触れる機会を与えています。

しかし、土壁の仕事はやらなければ覚えられません。

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そのため、当社では仲間の左官のところに行き、

土壁を塗る機会を作っています。

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技術は仕事を生むと言いますが、

技術を習得することで土壁の仕事も少しずつですが、当社でも増えています。

仕事が発生したときのことを思い、備えておく。

職人にとってそういうことも大事なことです。

2015年4月13日 (月)

エコハウス研究会 関東大会に参加しました。

代表の原田です。

3月22日に建築家の丸谷博男さんが主催されているエコハウス研究会の関東大会に参加しました。

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この会はエコハウスつくりの真の目的を理解し、それぞれの経験を活かし、地域にあったエコハウスを提案していく交流団体です。

今回はその中で、

「東京で土を仕事にする」

「若い人を育てて技術を護る」

というテーマでお話させていただきました。

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(主宰の丸谷先生と私)

原田左官では昔ながらの土壁の仕事は増えつつありますが、少ないのが現状です。

それは土壁について知っている人がいないからだと感じています。

施主さん・設計さん・デザイナーさんで土壁を扱ったことのある人は東京だと少ないと思います。

同じく、左官職人においても土壁を扱ったことのある人は東京だと少ないと感じます。

そのため、東京で土を仕事にするにはPRすることと職人を育てることの2つが両輪のように動かないとダメだと思っています。

土壁を取り入れるにはハードルが高いと感じている施主さん・設計さんには

「まず、土を漆喰に入れる、珪藻土に入れるなど素材として取り入れてみてはいかがですか?」

と提案しています。

既製品の左官材に味付けとして土を入れる分には故障は少なく、施工も難しくなることはありません。

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まずは土を身近な建材として感じていただくことが大事だと思っています。

土壁を塗れる職人育成については次回、お伝えします。

2015年4月 9日 (木)

講演「人を大切にする経営」を考える

3月19日 ふくろう経営塾というところで人材育成について
お話させていただく機会を頂きました。

これは中小企業家同友会の豊島支部 ふくろう経営塾の企画で
「人を大切にする経営」を考える ことを題材に全5回の講演になっています。

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第1回は「日本でいちばん大切にしたい会社」で有名な法政大学の坂本教授が講演されました。

その中で事例発表と言うことで、第5講を私が担当することになりました。

タイトルは「左官業を若者と女性が活躍する場へ」。

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現代版の見習い工育成の方法、

左官モデリング訓練、

年明け制度・披露会

など当社独自の人材育成の制度をご紹介させていただきました。

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左官業の事例ですが、方法を変換していただければ
皆様の業種でも活用できる部分もあったのではないかと思っています。

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とても貴重な経験ができ、楽しかったです。

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